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LRQAは株式会社フジクラ様へ、ISO 45001の審査を提供、認証授与式をいたしました。

非鉄金属メーカーであるフジクラは、社会を支える光ファイバなどの情報通信事業インフラやスマートフォンやパソコンなどに使われる電子部品、自動車電装部品など、世の中に必要不可欠で貢献性の高い事業を行っており、日経平均株価の構成銘柄の一つとしても知られています。

Fujikura

11月15日に行われた認証授与式。
株式会社フジクラ 取締役社長 CEO 岡田直樹様(右)
LRQAリミテッド 日本代表 堀川康(左)

今回の認証取得に関して、株式会社フジクラ 取締役社長 CEO 岡田直樹様よりお話を伺いました。

  • 今回の認証取得のきっかけ、背景

    フジクラでは2010年頃より、労働安全衛生マネジメントシステムの構築に向けて活動を始めていましたが、その当時はまだOHSAS 18001認証を取得しようという機運は高まりませんでした。

    2016年に2件の重大災害が発生してから、本格的にリスクアセスメントを導入すると共に設備の本質安全対策を推進してきましたが、マネジメントシステムの一環としてこの活動が推進できればより効果的なのではという議論が始まりました。これに加えて、「海外の新規顧客への参入条件として品質・環境だけでなく安全衛生管理の要求も増えてきていること」「安全衛生管理のノウハウ継承に課題を感じていたこと」「快適で働きやすい職場を作っていくことで、社員のエンゲージメント向上や企業の魅力度向上が期待されること」などの要因から、ISO 45001認証を取得することのメリットが大きいと感じるようになりました。

    2018年にISO 45001が策定されたことをきっかけに、認証取得を決断いたしました。グループ内では顧客からの要求も有り、海外の生産拠点の幾つかで先行しての認証取得が始まっていましたので、フジクラ本体でも認証取得を進めるべく、2019年には2022年度上期中の認証取得を目指すことを決定しました。

  • ISO 45001認証取得を通じた今後の活用方法

    内部監査やマネジメントレビューなどの仕組みを有効に活用することで、労働安全衛生管理の状態を継続的に向上させていきたいと思います。フジクラグループ各社における安全文化レベルは、ブラッドリーカーブにおける依存型~独立型を脱しきれていないため、相互啓発型の安全文化を構築するための一端を担ってほしいと考えています。

  • 今後のご抱負、達成したい目標

    フジクラでは、労働安全衛生管理は大切な企業基盤・企業価値そのものと位置付けています。フジクラグループの企業活動に関わる関係者全員が、労働災害や健康障害で働けない状態になったりすることを未然に防止したいと考えています。マネジメントシステムを最大限に活用することで、プロアクティブな安全衛生活動が展開され、より働きやすい会社になることを目指しています。