LRQAは株式会社イズミ食品埼玉工場様へ、FSSC 22000の審査を提供、認証授与式をいたしました。
株式会社イズミ食品埼玉工場様は埼玉県本庄市に構え、イズミ食品ホールディングス株式会社様のグループ会社として、水産エキスや調味液の製造を行っております。
2024年4月22日(月)に実施した認証授与式での記念写真
株式会社イズミ食品埼玉工場 代表取締役社長 川越 康史 様(左)
株式会社イズミ食品埼玉工場 品質管理部 係長 新井 智貴 様(右)
今回の認証取得に関して、代表取締役社長 川越 康史 様、品質管理部 係長 新井 智貴 様よりお話を伺いました。
- FSSC 22000認証取得を実施するきっかけ、目的に関して
弊社は2021年1月に設立しました。2022年4月から本格的に稼働を開始し、2022年にHACCP認証を取得し安全な製品の製造に取り組んできました。今後海外への事業展開を計画しており、会社のブランド力や知名度を高めるため、また国際規格を通じて国内や海外の取引先からの信頼を得るために、グローバルな食品安全規格であるFSSC 22000の認証の取得に取り組むことにしました。
- 認証の構築を進めるにあたって苦労した点、課題、社内の反応
主な課題として、次の二つの課題がありました。
一つ目はHACCPの考え方や運用や管理方法が異なっていたため、従業員全員に対してFSSC 22000に対する理解が必要だった事です。マネジメントシステムを活用してながら、継続して食品安全を確保する仕組みについての理解度が少なかったこともあり、まず食品安全チームメンバーで要求事項の学習から始まり、多岐にわたる要求事項に対して、基準等の整備や文書類の作成等、一から取り組み始めました。整備を進め、教育を実施し続けることで、関係者全員が理解したうえで取り組めるようになりました。
- FSSC 22000実施後のメリット・良かった点に関して
工場内の教育機会が増え、食品安全会議等の情報共有し協議する機会が増えたことに伴い、全従業員の食品安全マネジメントシステムへの理解が進み、食品安全に関する意識向上に繋がり、ワンランク上の品質管理レベルへステップアップできたと感じています。
また、日々のコミュニケーションや各種検証活動も充実させることができ、問題点や曖昧な状況で運用されていた状況が、把握できるようになりました。工場内のさまざまな問題点や課題についてPDCAサイクルを回して適切に改善活動ができるようになり、自信をもって自社商品をお届けすることができるようになったと感じています。
- LRQAの審査の印象と感想、またLRQAを選んでいただいた理由
国際的な知名度があり、大手企業から中小企業まで対応されている事、また多様な分野での認証実績があり、審査員の方々も豊富な経験や知見や知恵を持たれている方が多いという印象を受けたため、今回LRQA社様を選ばせてもらいました。
審査では、要求事項に対し厳しく審査して頂きましたが、審査時やギャップ分析の際は、様々な質問に対し他の事例を踏まえ丁寧に回答頂き、考え方や示唆に富んだアドバイスやヒントも頂き、その後の改善も含め、非常に参考になりました。
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認証取得を通じた、今後のご活用方法、抱負、達成したい目標
今後、マネジメントシステムを活用しながら会社の仕組み作りを進め、弊社の管理レベルの更なるレベルアップに取り組んでいきます。LRQA様とは、引き続きお付き合いいただき、サポートいただきたいと考えております。