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事例紹介:日本製鋼所M&E株式会社

LRQAは、日本製鋼所M&E株式会社に対し、ISO 19443の審査を実施し、認証を授与しました。

日本製鋼所M&E株式会社は、北海道室蘭市に本社を置き、日本製鋼所グループの中核企業として素材とエンジニアリングに特化した事業を展開しています。2020年の設立以来、鋳鍛鋼技術を活かし、原子力発電所向けの発電設備用部材や圧力容器部材など社会インフラを支える製品を提供してきました。

室蘭製作所は日本製鋼所発祥の地であり、100年以上の歴史と実績を背景に、グローバルな品質要求に応える体制を整えています。今回のISO 19443認証取得は、品質保証体制の強化と原子力安全文化の醸成に向けた取り組みの一環です。

2025年11月11日(火)に実施された認証授与式にて

今回の認証取得に関して品質管理部品質保証グループ担当課長 阿部 智明 様よりお話を伺いました。

 

  • ISO 19443認証取得を実施するきっかけ、目的に関して

    2022年の不適切行為を契機に、品質保証体制の強化と原子力安全文化の醸成に注力しました。2023年の各国原子力規制当局による合同検査で認証取得を強く推奨されたことが大きなきっかけです。海外顧客からISO 19443への適合要求が増えており、認証取得は必須と判断しました。

 

  • ISO 19443の導入の際の課題、また工夫した点

    既存の品質保証システムとISO 19443要求事項のギャップ調整に時間を要しました。当社における既存の原子力用品質保証システムはASME Sect.Ⅲを基軸として構築されているため、実運用も考慮して如何にしてISO 19443用の品質保証システムと共通性及び整合性を保てるかということを考慮した上で、社内教育や理解浸透に注力しました。現在も、作業者向けの安全文化教育や特別教育を継続し、改善を加速しています。

 

  • ISO 19443導入後の効果・メリットに関して

    ISO 19443導入により、原子力安全文化の醸成や品質保証活動をシステマティックに進められるようになり、管理精度が向上しました。品質・安全性・顧客信頼の改善に加え、社内文化の強化にもつながっています。

 

  • 認証機関にLRQAを選んでいただいた理由、また審査の感想

    LRQAとは1994年のISO 9001認証以来、長年にわたり信頼関係を築いてきました。これまでの審査を通じて、品質マネジメントの維持・改善に貢献いただいており、その実績と信頼性から、今回の認証取得においてもLRQAをパートナーとして選びました。審査では、丁寧な指導と改善提案をいただき、非常に有意義なプロセスでした。審査員の対応は終始誠実で、指摘や提言は今後の品質向上に役立つ貴重なものでした。

 

  • 今後の活用と展望について

    ISO 19443認証取得をゴールとせず、品質マネジメントシステムの継続的な向上と改善を進め、原子力産業における安全性と信頼性の強化に取り組みます。

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