Van Leeuwen社の挑戦
1924年設立のVan Leeuwen Pipe and Tube Group社は、現在では4大陸・40拠点に支店を展開しています。同社は、かなりの時間を投入して作業工程と業務慣例の継続的改善に注力しています。幅広い製品の品質ならびに安全で衛生的な労働環境の実現を最優先項目に掲げる同社は、それにより事業を成功に導いています。
本社をオランダに置くVan Leeuwen 社は、1998年に初めて品質マネジメントシステムの国際規格 ISO 9000:1994 認証を取得しました。同社は、同規格の最新改訂 ISO 9001:2015 への認証移行についても早くから注目し、規格発効前の2013年には取り組みを開始しました。
Van Leeuwen社の品質推進チームは、改訂規格に組み込まれる新規項目のうち、どの項目への適合を優先すべきか入念に判断しながら移行プランを進めていきました。また、海外グループ拠点においても同時に移行を進めるために包括的でバランスよいプラン策定が必要でした。
LRQAによるサポート
LRQAの審査プロセスは、Van Leeuwen 社における継続的改善の推進を後押しすることとなりました。グローバルマネジメントチームと品質マネージャーを筆頭に、全従業員の協力のもと移行プランが展開されました。プラン推進の各段階で全従業員の意見交換が実施され、従業員のフィードバックとアイデアによって移行プランが改善されていきました。
Van Leeuwen 社は、ISO 9001:2015 認証への移行プランを進める上でLRQAとのパートナーシップを非常に重視していました。その要望に応えるかたちで、LRは審査サービス提供、改善ポイントの特定に加え、品質推進チームメンバーの教育研修なども実施し、円滑な移行をサポートしました。これまでより一歩踏み込んだサポートを実現できたのは、Van Leeuwen 社が最初の品質マネジメントシステム認証を取得して以来17年以上続く長期的なパートナーシップのおかげです。
顧客のフィードバック
「グローバルな事業展開では、マネジメントシステムを俯瞰的に見る経営視点とローカルサポートに不可欠な現場視点を合わせ持つことが重要ですが、LRのサポートのおかげでこれを実現できています。グローバルに展開しているロイド レジスターとのパートナーシップによって、グローバル事業展開に相応しい高レベルな品質マネジメントシステムを自信を持って確立することができます。」
Maureen van Engelen
(Executive Director, Van Leeuwen Pipe and Tube Group)
驚異的な結果
Van Leeuwen Pipe and Tube Group 社の移行審査は2015年10月に開始しました。そして同社は品質マネジメントシステム国際規格の最新改訂版である ISO 9001:2015 認証を欧州で初めて取得したのです。
「LRQAで品質マネジメントシステム認証を取得した事実は、当社が高レベルな品質マネジメントシステム確立に継続的に取り組んでいることを顧客に示すうえで非常に重要です。当社の製品や業務プロセスなどすべてが客観的に審査・精査されており、世界で広く認知されている国際規格に適合するものであることを実証できるからです。」
Maureen van Engelen
(Executive Director, Van Leeuwen Pipe and Tube Group)