ESGウェビナー:
外国人労働者の仲介手数料問題の改善
この度LRQAでは、「外国人労働者の仲介手数料問題の改善」と題し、世界のサプライチェーン管理で大きな注目を集めている移民労働者の仲介手数料の問題とその対策にフォーカスしたウェビナーを開催いたします。
このウェビナーは、グローバルなサプライチェーンを持つ顧客(特に製造業、自動車、食品、消費財業界)や、欧米諸国への輸出を行う企業にとって、ESGを強化し、責任ある調達を実現する方法に関する貴重な情報を提供するものです。また外国人技能実習制度を導入しようとしている企業にも興味深い内容をご参照いただけます。
外国人技能実習制度の仲介手数料問題とは?
移民労働者の仲介手数料は、ブランドやサプライヤーにとって重大な倫理的・法的リスクを伴います。 労働者はしばしば、紹介業者から法外な手数料を請求され、借金を抱えて債務奴隷状態に陥りかねません。日本の外国人技能実習制度では、労働者が手数料支払うことが一般化しており、債務労働(強制労働の一形態)の疑いが持たれています。この採用手数料は、たとえばRBA(Responsible Business Alliance)の行動規範では禁止されており、RBA会員企業並びにそのサプライヤーは、労働者への返金を行う動きが日本でも広がりつつあります。
責任ある調達基準を維持するためには、ブランドやサプライヤーは、自社のサプライチェーンにおける仲介手数料の状況を把握し、それが発覚した場合はただちに是正措置を講じる必要があります。人材紹介手数料の問題に対処することは、人権擁護、法的および評判上のリスクの軽減、そして持続可能で倫理的なサプライチェーンの確保にとって極めて重要です。
本ウェビナーでは、移民労働者の仲介手数料のリスクの概要を説明し、企業およびサプライヤーがサプライチェーンにおける仲介手数料の不正行為を特定、防止、是正するために実施できる具体的なステップについて概説します。
無料でご参加いただけます。是非ご登録ください。
※複数名で受講の場合は、必ず一名ずつ、お申し込みフォームより登録をお願いします。
※ウェビナーでは通訳者を用意しておりますので、日本語にてご視聴いただけます。
※本映像は2024年07月31日に開催したオンラインセミナーを収録したものです。
【講演者について】
Zofia Lawrence (LRQA Senior Consultant, Human Rights)
Gunarani Ganasagaran(LRQA Director, Sustainable Supply Chain & Human Rights Management)
冨田 秀実
(LRQAサステナビリティ株式会社 代表取締役 )
ソニー株式会社で、中央研究所で材料物性、環境技術の研究に携わる。その後、欧州環境センター勤務、環境戦略室長を経て、2003年のCSR部発足当初から統括部長を約10年務める。その間、ソニーグループへのCSRマネジメントの導入、レポーティング、投資家やNGO等とのステークホルダーエンゲージメント、NGOとの連携プロジェクト、EICC(現RBA)の立ち上げを含むCSR調達などCSR全般の統括責任者を務める。
2013年ロイドレジスタークオリティアシュアランス (LRQA) 入社を経て、2021年より、LRQAサステナビリティ株式会社取締役。 この間、政府の委員会、国際的な規格等への参画多数。