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LRQAのPaul Butcher(ポール・ブッチャー)CEOへのインタビュー

ロイドレジスターのビジネスアシュアランスおよび検査サービス部門は、今年中に独立した事業となり、アシュアランスそして検査市場におけるロイドレジスターの長年の伝統と経験を反映するLRQAのブランド名が冠されることが予定されています。

LRQAのCEOとなるポール・ブッチャーは、「ロイドレジスター社内での戦略的な検討の結果、今回の独立が決定しました」と説明しています。「LRQAが展開する事業領域、すなわちビジネスアシュアランスおよび検査サービスと、海洋およびオフショアは、いずれも大きなチャンスをもたらす領域ですが、これらの分野が秘めるポテンシャルを最大限に引き出すには、より明確なフォーカスと投資が必要です。LRQAは、譲渡先となるゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントにおいて、世界的にきわめて高い評価を得ている同社からのバックアップ、そして当社の戦略とビジョンに対する投資を受けることになります。」

LRQAは、独立事業として、デジタルアシュアランスセクターのリーダーとなるための野心的な努力を加速させると同時に、より効率的な監査や検査そしてサイバーセキュリティに関するサービスを可能にする各種の技術に一段と重点を置いて投資を増やす予定であり、リスクマネジメントを変革するためにデータを活用し、デジタル資産と物理的資産の両方の確保が将来的にきわめて重要であるという認識に基づいて、そのための取り組みを進めていきます。

ブッチャーCEOは、次のように述べています。「クライアントとの関係の基本的な部分は変化しないはずです。ロイドレジスターは常に、従業員の質、提供する技術的専門性、そして業務にあたっての誠実さに価値を置いてきました。」

「一方、急激に変化している面もあります。それは、私たちのサービス提供のあり方です。私たちは、テクノロジーを用いることで迅速な適応を実現してきましたし、その利点について、クライアントからもすぐに理解を得てきました。すなわち、それが適切な解決策であれば、デジタル方式でのアシュアランスと検査を採用しますが、品質と完全性を絶対に犠牲にすることはないことを納得していただいたのです。」

多くのCEOが、世界的な傾向に後押しされ急激に変化する一連のリスクに直面しているため、こうしたリスクマネジメントサービスの需要も高まっています。今日の顧客は、倫理的に調達された製品を求めています。そして投資家たちは、優れた業績にとどまらず、より責任ある透明性の高い業務慣行に注目しています。また、優秀な人材は、安全で支援体制の整った、包摂的な職場を選ぶようになっています。

「こうした傾向により、企業の考え方も変化しつつあります。すなわち、これまでの、最低限の基準を満たすことに集中するコンプライアンス重視の考えから、状況の変化に迅速に適応するためにリスクマネジメントを活用する姿勢へと変わりつつあるのです」と、ブッチャーCEOは語っています。

「これまで数十年間、私たちの業界は、企業が使用する資源を減らし、責任ある調達を行い、よりクリーンに事業を運営し、従業員により配慮し職場での安全を確保するための手伝いをしてきました。持続可能な成長を遂げるために自社の事業においてこうした側面を追跡・管理し改善する力が、いかなる企業にもこれまで以上に求められている現在、LRQAは、よりデータ主導型の、テクノロジーに対応するアプローチをとることで、企業にそうした力を与えるパートナーになることができるのです。」

事業譲渡について詳細は、こちらからご覧ください。

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