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2024年2月に共有させていただきました「気候変動に関するISOマネジメントシステム規格の追補版」に関して、IAF (International Accreditation Forum: 国際認定フォーラム)より今回の追補版に関する正式な書面が発行されました。

IAFの書面は下記よりダウンロードいただけます。

IAF-ISO Joint Communiqué on Addition of Climate Change Considerations to MSS(外部リンク)

 

留意点

以前IAFから発行された「IAF input to proposed Joint Communiqué on the addition of Climate Change notes to the Management Systems standards.」では、時期および実施に関して「気候変動に関連する事項を、改正後の最初の12ヶ月間は改善の機会とする」と表記されていましたが、今回の正式版では12か月という期間は削除されており、猶予期間は表記されていません。

その変更に伴い、今回の追補版の時期および実施に関して、下記の通り変更になっております

 

(IAF正式版発効前)時期および実施 

この変更は、2024年初頭までに既存の規格に統合され、認証機関は発行後直ちに気候変動への配慮を審査に取り入れることになります。審査員は、企業が調整を必要とする可能性があることを認識し、気候変動に関連する事項を、改正後の最初の12ヶ月間は改善の機会として扱います。

 

(正式版)時期および実施 

この変更は、2024年初頭までに既存の規格に統合され、認証機関は発行後直ちに気候変動への配慮を審査に取り入れることになります。2024年2月23日以降に実施する審査では、規格箇条4.1及び4.2に追加された要求事項及び追記に対して審査を実施します。但し、追加要求事項は新しい要求事項ではなく、既に当然考慮している内容であるため、移行審査の位置付けではありません。通常の審査と同様に、気候変動を含む関連性があると判断されたすべての外部及び内部の課題が考慮されていることを認証組織が証明できない場合は、内容に応じて適切な不適合を含む所見発行を行う必要があります。

 

お客様におかれましては、引き続きISOやその他の関係者が今後発行するガイダンスにご留意いただくようお願いいたします。LRQAはお問い合わせ窓口を通じて、ご質問や次のステップに関する支援をさせていただきます。

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