LRQAは、「サステナビリティ進捗報告書 2024年版」を発表しました。責任ある、包摂的でサステナビリティに根ざした事業の構築に向けた取り組みが、着実に進展していることを示す内容となっています。
本報告書では、過去1年間の進捗に加え、LRQAが初めて実施した「ダブルマテリアリティ評価(DMA)」に基づいて策定した新たな戦略について紹介しています。DMAは、サステナビリティ課題がLRQAに与える影響だけでなく、LRQAの事業活動が社会や環境に与える影響も評価するプロセスです。
この評価結果は、今後の事業運営を導く4つの新たな重点分野の策定に活用されました。それは、企業倫理、人材体験、生活の質向上、気候変動対策です。
これらの分野は、LRQAの新たなサステナビリティ戦略「Our Planet, Our Plan」の基盤となっており、今後の目標設定、具体的な取り組み、パフォーマンス指標の策定に活かされていきます。
LRQAのCEOであるイアン・スポールディングは次のように述べています:
「進展は、測定と振り返りによって初めて実現できます。CEOとしての任期中、LRQAがどのように進化してきたかを見てきましたが、私たちは今もなお、責任ある、包摂的でサステナビリティに根ざした組織として前進を続けています。2024年の成果を示し、今後の重点分野を明らかにする『サステナビリティ進捗報告書 2024年版』を発表できることを、大変意義深く感じています。
昨年の報告書では、ダブルマテリアリティ評価(DMA)の実施を約束しましたが、2024年にそれを実現しました。グローバルに認知された手法を、私たちが顧客に提供するのと同じ厳格さで適用することで、重要課題を特定し、企業倫理、人材体験、生活の質向上、気候変動対策という4つの重点分野に注力することができました。」
本報告書では、2024年における事業全体の主な進捗も紹介しています。気候変動対策への取り組みの一環として、LRQAは220件の再生可能エネルギープロジェクトを立ち上げ、顧客の低炭素化への移行を支援する役割を強化しました。
社内では、グローバルな従業員を支えるために、健康・安全・ウェルビーイングに関するプログラムを拡充し、人材体験への注力を強化しました。また、サステナビリティ戦略のガバナンス体制も強化され、「Our Planet, Our Plan」のエグゼクティブ・スポンサーとして、アメリカ地域およびグローバル・アドバイザリーサービス担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのリサ・ベイトが任命され、経営層レベルでの説明責任がさらに明確化されました。
この報告書は、LRQAの社内サステナビリティ・リーダーシップ・チームの主導のもと、社内外の利害関係者の意見を取り入れながら作成されたものであり、サステナビリティの重点分野が測定可能かつ実効性のあるものとなるよう、全社的に連携した取り組みを反映しています。
LRQAは今後もこうした取り組みを着実に進め、明確な目標を掲げながら、利害関係者と地球環境に対して最大限のポジティブなインパクトをもたらす分野での進展を推進していきます。
「サステナビリティ進捗報告書 2024年版」を全文読む