セーフティ・カルチャー・ラダー認証

Safety Culture Ladder （SCL）は、組織内の労働安全意識と安全な労働慣行の継続的な改善を奨励するために設計された規格です。SCLは、企業が効果的な安全対策を実施する上で、現在の進捗レベルを評価するための認証可能な評価基準を提供します。

新しい規格であるSCL 2.0は2023年9月に発行され、2024年1月1日から新しい規格に準拠した審査が開始されました。

リスクの最小化と事故の低減

Safety Culture Ladderの枠組みは安全意識を向上させ、より積極的なアプローチを採用することで有害な事故や状況を減らします。

新規ビジネスの獲得

建設業界の入札では、安全に対する意識と実績が常に求められます。SCL認証を取得することで、組織のアプローチに対する信頼が得られ、透明性と継続的な改善への取り組みが実証されます。

労働安全衛生マネジメントシステムとの関係

Safety Culture Ladderは、ISO 45001などの他の労働安全衛生システム規格や、現行の規則、規制、ガイドラインを補完するものです。これにより、一般的なマネジメントシステム要件以外の企業文化や行動に体系的に影響を与えることに重点を置いています。

新バージョンの規格には、これまで特定の分野の企業にとって規格を複雑なものにしていた技術的な言及や現場ベースの言及の削除、より規定的な記述、改善された評価方法と報告書など、いくつかの変更が見られます。

既存のSCL 2016認証を有する組織は、2025年1月までに新規格に移行する必要があります。2024年12月31日以降、SCL2016の認証は失効または撤回されます。

2024年12月31日までは、旧版（SCL 2016）と新版（SCL 2.0）の両方に対して審査を実施することができます。ただし、SCL 2016の証明書は2025年1月1日に失効し、無効となるため、規格利用者は最終締切日である2024年12月31日より早くSCL 2.0に移行することを推奨します。

2024年1月1日以降、新バージョンの規格（SCL 2.0）に対する審査が開始され、認証を取得しているお客様には1年間の移行期間が設けられます。

承認された自己評価

どの認証を取得するかは、契約総額と業務に起因するリスクの度合いによって決まります。

Safety Culture Ladder Light声明

Safety Culture Ladder Lightは、233の質問を含む、より包括的なウェブベースのアンケートを利用します。肯定的な結果は、Safety Culture Ladder Lightの声明につながります。

Safety Culture Ladder認証

LRQAのアプローチは2つの段階から構成されています：

• ステージ1: 組織の範囲と構造の分析、審査計画の作成、審査報告書の作成
• ステージ2: 初回認証、業務慣行の見直し、すべてのSafety Culture Ladderレベルの問題の評価

インタビューや観察などを通じて、各段階のSafety Culture Ladderの最小基準への準拠が評価されます。その結果に応じて、適切なレベルの認証が与えられます。認証書は3年間有効で、2年目と3年目のフォローアップ審査は、当初の審査時間の40%程度です。

LRQAはNENの認定を受け、グローバルに審査を実施しており、すべての審査はISO 17021（認証機関が従うべき適合性評価のベストプラクティス要求事項を定義した国際規格）の要求事項に沿って実施されます。